熱海市渚町路地裏 スープ・キッシュ専門店
2軒のスナック「みゆき」「ゆき路」の面影を残しつつ 大規模なリノベーションをへてシェアハウス「nagisArt」へ
そしてご縁が繋がり 想いを引き継ぎ「nagisArt café」へと歴史を紡ぎます

大家さんの愛情が詰まったnagisArt
現状を維持しながらの空間づくり

カフェオープンに際し 内装・及び外装等 店舗のリノベーションは飲食店に必要な許可取得のためのキッチン工事・コンセント増設のみ

内装・外装はそのままに「アンティーク家具とドライフラワー・小物」で空間をデコレーションしました
店舗客席部分は”土間”
以前スナックの調理場と客席があった場所
バブル時代を彷彿とさせるソファのようなレザーの壁と スナック時代を感じる柱や棚
リノベーションには子供も大人も総勢100名前後が携わり 人々の想いと温かさが感じられます
色々な形の木の壁が そこに集う様々な人々を現しているよう

コンクリートの床にはペンキの痕 それも雰囲気をより良く演出してくれます
スナック時代 ママがカウンターのお客様と目線を合わせて会話ができるようにと調理場は1段下がり 半地下のような創りに
コンクリートで埋める案もありましたが 元々のつくりを活かし 客席として半地下のソファ席を用意
隠れ基地のようで落ち着くと 1番人気の席となりました

客席の椅子とテーブルは全て異なる素材で用意
レザーのソファ・木の椅子・アイアンのハイチェア・ハイテーブル・ミシンテーブル...
今回はこの席に...次はあの席に座りたい
と何度でも訪れた時に ちがう景色を楽しんでもらえたらと思いあえて異素材に
この場所に携わってきた色々な想いを引き継ぎ 新たな空間へ生まれ変わりました

テーマ「Shaby Sick」
Shabby（シャビー）：英語 / 古めかしい みすぼらしい ぼろを着た
Chic（シック）：フランス語 / 上品 落ち着いた
2つが合わさることで「使い古された中に上品で落ち着いた雰囲気」を生み出す
これをテーマに装飾をいたしました

時計やボールペン スリッパやランプなどの小物を配置し まるでその場所で人が生活していたような空間を演出
足を踏み入れると 別世界に引き込まれるような 印象的なスペースとなりました